最近では、ネットで自転車を購入する方が多くなってきましたね。
当店でのお問い合わせで増えているのが組立られないというお問い合わせです。
七分組（前輪、ハンドルなどを自分で組むタイプ）の自転車を購入すると...
ほとんどの場合、
梱包の関係で前フォークは...後ろ向きになっています。
（前輪用キャリパーブレーキが後ろになっています）
こうして見てみると、一見乗れそうに思えますが、
前輪を取り付けるとペダルとの距離が異常に近いのが
わかると思います。
この状態ではハンドルを切ると足がタイヤに当たり、
前フォークが直立しているため、
直進安定性が低くなり大変危険です。
通販の場合ほとんど前輪は自分で取り付けますが、
クロスバイクなどのタイヤは、
回転方向が指定されているタイヤが多いので、
取り付ける時に注意が必要です。
写真の場合は、回転方向が逆になっています。
排水パターンが前に進んでいくように取り付けます。
また、タイヤ片方側面にメーカーロゴなどが印刷されていたら、
進行方向に対して右側になるようにすれば、
回転方向は正しい向きになります。
写真ではクイックレリーズレバーが進行方向に対し右側にありますが、
正しい方向は進行方向に対して左側になります。
ロードバイクやクロスバイクのキャリパーブレーキは、
タイヤを外しやすいようにリリースレバーが付いています。
写真は外す状態になっていますが、
店頭に来られるお客さんの中には、
この状態でワイヤー調整している方がいます。
正しい位置はレバーが下を向いている状態なので
下向きにに下げてからワイヤー調整をしましょう
自分で組み立てたお客さんの中には、
ペダルを左右逆に取り付けている方が結構おられます。
ペダルにはＬ，Ｒと表示されていて、
Ｌは左側用の逆ねじになっています。
中には逆ねじを知らずに無理やり取り付けて、
ネジ山を壊してしまう方もおられました。
左右クランクごと交換の修理で修理代も結構かかりました。
皆さんもご注意ください。
皆さんも、組立に不安のある時は自転車店にお願いしましょう。
そうすれば、こうなるリスクを防ぐことができます。